1.除去するもの
1. 食品添加物
2. トランス脂肪酸
3. 有害金属
4. 遺伝子組み換え食品
(上記の文字をクリックすると各項目にジャンプします)
①食品添加物
化学合成された加工食品
②トランス脂肪酸
③有害金属
④遺伝子組み換え食品
偏った食生活、安値で満腹感の得られるファーストフードやレンジでチンする手軽なレトルト食品を口にしていませんか?
安値が売りの外食産業の材料はどんなものを使っているでしょうか?
食品のなかには、本来ならヒトや生物の身体で処理できない農薬や化学物質、有害金属、アレルギーを引き起こすタンパク質が含まれていることに気付いている方はすでに対策を取られているかもしれません。
味を良くしてリピーターを増やすために、見た目もさることながら、舌から繋がる脳を興奮させて多幸感を味わわせるための化学合成されたアミノ酸や砂糖は、カフェインやモルヒネと同様に人を中毒にさせることができます。これらは薬物と同じ作用があります。
身体に有害な添加物や化学合成された食品は、それを分解、吸収もしくは排泄するために必要なビタミンやミネラル、体内の酵素を含めてエネルギーをどんどん使っていきます。一方で同時に摂取された余分な脂は身体に蓄積されていきます。
本来、健康で完璧だったあなたの身体は、徐々にそのバランスを崩してしまいます。
余計なものを体内に入れた場合、身体はこれらの異物への対応に一日中エネルギーを使わなければなりません。
これがプチ断食やファスティングが大きく支持される理由のひとつです。
人間は本来、大便や尿、汗、吐く息、髪の毛、爪、古い角質、生理の血液のなかへ体内で不用になったものを排泄(デトックス)する機能を備えています。
しかし、排泄されるペース以上に、体内に取り入れる速度が早ければ、排出しきれなかったものがどんどん溜まっていくことになります。
これらは、長い年月をかけて身体のどこかに蓄積され、細胞を傷め、何かしらの病気を発症させることになります。
自分の体内に入れるものの成分を見極める必要があります。
① 食品添加物、化学合成された加工食品 ”日本の食品添加物の種類は世界一”
日本で食品に使われる添加物の種類が世界でも群を抜いて多いことはご存知と思います。この中には安全性がすでに確認されているものもあり、全てを必死になって除去する必要はありません。
しかし、前述したように、毎日食べているものは長い目で見ても、今後も続けて摂取する可能性のあるものです。
もともと自然界に存在しなかったものは人間の体にとって異物なので、継続して摂取すればそれを身体の外に出す余計なエネルギーがいります。また、有害なものであれば、体内に蓄積されると後々、病気の原因となる可能性があります。
商品の裏の成分表示を見て、出来るだけ
・材料がシンプル
・難しいカタカナと漢字の組み合わせがないもの
を選んでください。
あくまで参考までに、可能な限り除去すべき主な食品添加物を表にします。
これらはほんの一部です。そして、どれも良く見かけるものです。
中にはすでに海外では全面禁止、子供向け食品で禁止になっているものがあるのに、日本ではまだまだ知らない人がたくさんいます。食品会社の自主規制も困難、良心に訴えるのが難しいのが今の日本の現状です。
神経質になる必要はありません。
”気付いたら避ける”
食べても排泄されれば問題ありません。
続けて常食しないことと、大量に食べないことです。
自分の口の中に入れるものをしっかり見極めて、自分を守っていただければと思います。
② トランス脂肪酸
❌ マーガリン
❌ ショートニング
❌ ファットスプレッド
これは最近では特に言われるようになりました。
トランス脂肪酸には人工的に作られたトランス脂肪酸と天然のトランス脂肪酸があります。
人工、天然ともにトランス脂肪酸の怖いところは、悪玉コレステロールを増やし血管の壁を詰まらせる原因になることです。また、体内に炎症を起こす物質を増やすことです。動脈硬化や血管の異常を来たすということです。
数カ国の研究結果を分析した報告では人工のトランス脂肪酸を取ると心臓病のリスクが21%増加、心臓病による死亡率が28%増加、他の病気の死亡率も34%に上がるという報告がされました。1)
日常的に肉類、乳製品に含まれる天然のトランス脂肪酸を食べていることを考慮しても、人工的に作られたトランス脂肪酸の摂取は積極的に控えていくことをお勧めします。
たまに食べるお菓子に含まれるショートニングはやむを得ないとしても、毎日食べない,食べさせない努力をお願いいたします。
そして、お菓子メーカーの方がもしこのサイトをご覧頂いていればどうぞ多くの子供達の未来を考えて下さい。よろしくお願いいたします。
親御さんは明るい子供の未来のためにも、おやつは果物やお芋、手作りのおにぎりなど、昔ながらの素朴で自然なものを選んで下さい。
③ 有害金属
鉄、亜鉛、マグネシウムなど身体に必要なミネラルに対して、身体に悪影響を及ぼすミネラルがあります。
水銀
鉛
カドミウム
アルミニウム
ヒ素
などといった有害金属と呼ばれるものです。
身体に蓄積される有害は、米や野菜を作る土壌のなか、汚染された海で取れた魚の体内、古い水道管や塗料、かつて歯科治療に使われた歯の詰め物を介して私達の体内に取り込まれ、人体に蓄積され続けると、様々な症状をもたらします。
例えば、体内で活性酸素を発生して細胞の老化や機能不全をもたらしたり、体内のタンパク質と結合することで、本来の体内で起こる正常な反応や細胞の働きを邪魔してしまうのです。2)
例えば水銀は体内のタンパク質の形を変えてしまうと言われていますし、カドミウムは亜鉛とよく似た構造のため、亜鉛の代わりに体内に蓄積されて本来の正常な機能が損なわれるのです。亜鉛は細胞の機能を正常に働かせるためには最重要なミネラルです。
水銀は金属の中でも毒性が高く抗酸化物質を激減させることがわかっていて、ミトコンドリアの機能不全に繋がります。
細胞が損傷を受けてもそれを回復させる力がなく、身体中の炎症を抑えることができません。
歯科金属中に含まれた水銀の合金であるアマルガムは蒸気として肺から吸収され血液中に移行したり、熱い飲み物、ガムや歯ぎしりによる摩擦で体内に吸収されることが言われています。
また、アジアにおける大気中の水銀量、工業排出物による海水中の水銀量は世界でも群を抜いています。日本近海の海洋には多くの水銀が検出されています。また、海底近くを泳ぐ魚や蟹も水銀含有量が多いと言われています。
魚を多く食べる日本人、大型魚のマグロや甲殻類を好んで食べる日本人は特に水銀への暴露量が多く、上海蟹を食べる隣国でも重金属蓄積対策が注目されています。しっかり排泄できずに摂取量が排泄量を上回れば、体内に蓄積されることになるからです。
水銀汚染の少ない魚
天然の鮭
川魚(マス、イワナ、ヤマメ、鮎など)
シラス、いわし、アジなどの比較的小さな魚
を選び、まぐろやその他の魚やお寿司などは、週に1回以下に控えて、薬味と一緒に摂取し、しっかりデトックス期間をもうけて食べすぎないようにして下さい。
④遺伝子組み換え食品(GMO)
世界では、害虫に強い農作物を作るなど、農作物の遺伝子を操作することでその生産量を増やすことができるようになりました。
殺虫性もあるタンパク質は人間の腸では分解され体外に排出される、というのが遺伝子組み換え作物の肯定派の意見でした。
しかし、遺伝子組み換え作物を食べ続けたマウスの全身に癌が出来るという報告と衝撃的な写真は記憶に古くありません。
また、遺伝子組み換えとうもろこしを飼料とした家畜の肉や牛乳、卵を食べた妊婦とその臍帯血、妊娠していない女性の血液からも遺伝子組み換え作物由来の有害物質が高頻度で検出されたという報告があります。3)
有害物質が体内から排出されずに血中に入り、さらにお腹の赤ちゃんにも影響する可能性が指摘されています。
作物そのものの安全性が不確かなばかりか、遺伝子組み換え作物は例外なく有機リン酸系除草剤の「ラウンドアップ」が吹きつけてあります。有機リン酸化合物はミトコンドリアの機能を低下させ、細胞の抗酸化システムを崩壊させ、細胞を死滅させることがわかっています。4)
自分で選んで購入できるものは、表示の確証はともかくとして、少なくとも”遺伝子組み換えでない”という表示を確認すること、穀類や農作物、その加工品は、国産で信頼できる生産者からのものや”遺伝子組み換えが禁止されている国”のものであることを確認してから購入しましょう。
2.補充するもの
①発酵食品
味噌汁
納豆
漬物
麹食品
(甘酒、麹漬け、塩麹、醤油麹など)
ザワークラウト
テンペ
これらは腸が喜ぶ腸内細菌を補ってやる方法です。
一日一食は味噌汁、週に数回ずつ納豆や麹など
の発酵食品を摂取する習慣をつけましょう。
② 薬味・ハーブ類
薬味やハーブ類は食事に積極的に取り入れましょう。
香辛料
生姜
ニンニク
胡椒
ターメリック(ウコン)
七味
ハーブ類
ネギ
紫蘇(シソ)
パセリ
バジル
オレガノ
コリアンダー
ローズマリー
これらの香辛料、ハーブ一つひとつには書ききれないほどの驚くべき効果があります。
重金属を排泄する作用のあるニンニク、コリアンダー(パクチー)、カンジダを含めたカビ対策にもなるニンニク、オレガノなどを積極的に取り入れましょう。
ルーから手作りされているカレーは食べる薬です!
③ 野菜・旬のもの
緑黄色野菜には抗酸化作用、抗アレルギー作用があります。
また、無農薬で育てられたり、山里や地元で取れた旬のものはビタミン、ミネラルともに良質の栄養素が詰まっています。
理想的には、庭や畑で野菜作りやベランダ野菜を始めるのも良いですし、可能な範囲で、生産者の顔がわかる野菜(自信を持って供給してくれている証拠でもあります)を食べるルートを探してみるのも良いかもしれません。
④ 良質の油
油についてはかなり詳しい情報を他のサイトから得られますので、
ここでは簡単に日頃使う油の選び方のみ記載します。
加熱が必要なさいには、
・ココナツオイル
・アボガドオイル
・グリーンナッツオイル
(サチャインチオイル)
・ごま油
・ギー(牛乳の油脂のみを精製したもの)
を使用して下さい。
非加熱でサラダなどにそのままかける油として
・エゴマ油
・アマニ油
・オリーブオイル
を使用して下さい。
油は、どれも熱や光によって変性・酸化します。
αリノレン酸が多いと言われるエゴマ油やアマニ油も酸化します。
茶色や緑の遮光瓶に入ったものを選び冷蔵庫で保存して、出来るだけ加熱がしない使用を心がけてください。
(蒸す、煮る、焼く、生食に上の油を使用します。)
細胞ひとつひとつの膜は脂肪で出来ています。
脂は効率の良いエネルギー産生に欠かせません。ミトコンドリア機能を高め、強い細胞をつくります。
砂糖や糖質で取るカロリーの代わりに積極的に良質の油を使用して下さい。
Endnotes 文献
1) Russell J de Souza et al; “Intake of saturated and trans unsaturated fatty acids and risk of all cause mortality, cardiovascular disease, and type 2 diabetes: systemic review and meta-analysis of observation studies.” BMJ 2015; 351:h3978 doi:10.1136
2) Alesia Carocci et al, “Mercury Toxicity and Neurodegenerative Effects.” Rev Environ Contam Toxicol.2014;229:1-18 doi:10.1007/978-3-319-03777-6-1. PMID 24515807
3) Arizona Aris et al. “Maternal and Fetal Exposure to Pesticides Associated to Genetically Modified Foods in Eastern Townships of Quebec, Canada” Reprod Toxicol. 2011 May; 31(4):528-33. doi10.1016 PMID21338670
4) Somayyeh Karami-Mohajeri et al. “Mitochondrial Dysfunction and Organophorus Compounds,” Toxicol Appl Pharmacol. 2013 July 1; 270(1):39-44. doi 10.1016 PMID23578477