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有害重金属 ①有害重金属とは

私たちの身体の中では、鉄や亜鉛といった様々なミネラルが実に巧妙に働いて私たちを健康に導いてくれています。

 

一方で、知らないうちに身体に有害なミネラル、有害重金属をため込んでいることが最近よくいわれるようになりました。

体内に溜まる重金属は、主に、水銀(すいぎん)、鉛(なまり)、ヒ素・アルミニウム・カドミウムといったものがあります。

これらは土の中や農作物、海産物、化学肥料、古い水道管、化粧品などなど取り込む経路は様々です。

昔、使われていた歯の詰め物(アマルガム)や、汚染された海洋で育つ大型魚、海底で主に育つ魚介類に含まれる水銀が特に高濃度の水銀を体内に取り込む経路として指摘されています。

詳細は食事の項を参照ください。

 

 

本題、なぜ身体に有害金属が溜まるか?

 

それはズバリ、

入れる量が出ていく量を上回る』からです。

 

ではどうやって溜まらないようにするか。

入れない

入れたら出す

 

これだけです。

 

入れない

・大型魚・魚を『食べすぎない』

・古い水道管の水はなるべく飲まない(ろ過機能を使う、煮沸する、など)

市販のお菓子を食べすぎない(膨張剤にアルミニウムが含まれていることが多い)

・アマルガムを除去する

 

② 出す

身体の排泄作用(デトックス)をフルに活用することです。

汗をかく(運動・半身浴・サウナを利用する)

便通をよくしておく

・水分をしっかりとる

・重金属と結合する『硫黄(いおう)』を含んだ食品を一緒に食べる。

タマネギ

ニンニク

にら

たまご

パクチー(コリアンダー)

 

 

長期間、知らないうちに溜め込んですでに不調の原因になっている場合は、サプリメント栄養療法など他の力を借りることももちろん良い方法です。現代社会の有り難い味方です。

一方で、歯に詰め物をたくさん持っておられる、笑顔で元気なご老人もおられます。”病は気から” の”氣”の部分が素晴らしいのだと思います。

 

有り難いことに、人間の身体は要らないものを自力で外に出す機能を持っています。尿は一日中腎臓で作られ、大便は目に見えて要らないものを外に出してくれています。汗や吐く息の中にも不要になったものを排泄する仕組みを備えてくれています。

 

『出ていく以上のものを入れない』

これらを習慣つけておけば身体は要らないものをしっかり出して、あなたにとって一番快適な状態を保ってくれます。

身体の本来持つ力にあなた自身が意識して協力して、是非、毎日を快適に暮らしましょう。